silverbooks始動

2011年4月、出版社を退職しフリーの編集者として細々と活動をしてきましたが、さきごろやっと整理がつき、編集した写真集2冊を上梓し、また自分の出版社を設立することになりました。

1冊目の写真集は、写真家・石内都さんの作品集『絹の夢 From cocoons』。10月に青幻舎さんから発売されます。価格は3,800円+税。私が編集した本が書店に並ぶのは、昨年3月20日に発売された写真家・ホンマタカシさんの作品集『Diaries 2011-2012』以来、約18ヶ月ぶりになります。これだけ長い間、寄稿は別にして出版物に関わらなかったのは初めてのことです。

『絹の夢』は私が前の会社に在籍して、編集・制作を担当していた写真雑誌『PHOTO GRAPHICA』ころから進めていた企画で、雑誌の休刊にともない、新たに写真集としてまとめたものです。雑誌とともに消えそうだった企画を、石内都さん、青幻舎の森さんやアートディレクターの中島英樹さん、ライターのタカザワケンジさんなど皆様のご協力で、立派な写真集としてカタチにすることができました。まったく、ありがたいことです。

同時に出るもう1冊の写真集は、野村恵子さんの写真集『Soul Blue_此岸(しがん)の日々』。これは、私が設立した出版社「silverbooks」(シルヴァーブックス)第一弾の出版物となるもので、10月5日に野村恵子さんとsilverbooksのサイトで販売を始めるほか、書店では赤々舎から発売されます。価格は5,000円+税。

『Soul Blue』の制作は、今年の正月明け、野村さんから仕上がったばかりのプリントを見せてもらったことからスタートし、野村恵子さんの集大成的かつひとつの区切りとなる本とするべく、野村さん、アートディレクターの中島英樹さん、私の3人で制作を進めてきました。

解説文は、森山大道さんに頂きました。超多忙のなか、執筆を引き受けて頂いた、森山さんにこの場を借りて御礼を申し上げます。ありがたやありがたや。

silverbooks、私の出版社です。実際は会社ではなく、出版レーベルなんですけどね。出版社をやるのは、前の会社を辞める前からずっと思っていたことで、シルバーブックスという名前もそのときに考えました。ネタ元はイギリスのシルバーストーン・サーキット、ゼラチンシルバー、そしてkraftwerk。

はなはだ未熟ではございますが、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。(2012/10/05)